先に結論です。我が家は長女の小学校入学にあわせて、進研ゼミの「チャレンジタッチ」を選びました。
スマイルゼミとかなり迷いましたが、最後の決め手は教材の質でも料金でもなく、「後から紙のテキストに切り替えられるかどうか」という点でした。
そして、この記事を読み始めてすぐの方に、正直にお伝えしておくことがあります。我が家はスマイルゼミを受講していません。 だからこの記事は、両方を使い比べたレビューではありません。
入会前に調べて、比べて、悩んで、最終的に片方を選んだ——その選定の記録です。
世の中には両方を実際に使い比べた詳しい比較記事がたくさんあります。教材の質や機能を細かく知りたい方は、そちらのほうが役に立つはずです。この記事が役に立つとしたら、それは**「どちらも良さそうで決めきれない」という段階で、判断の軸をどう作るか**という部分だと思います。
我が家がどこを見て決めたのかを、包み隠さず書きます。
前提:我が家が通信教育を選んだ理由
比較の前に、我が家の事情を書いておきます。判断の背景が違えば、答えも変わるからです。
長女は小学校入学と同時に乗馬を始めました。クラブまでは車で片道30分以上。往復と待ち時間で、1回につき3時間近くが飛んでいきます。共働きで、下には3歳の次女もいる。この状態で、学習系の習い事をもう1つ「送迎あり」で増やすのは不可能でした。
だから学習は、家でできるものに任せると決めました。塾でも公文でもなく通信教育を選んだのは、消去法に近い判断です。このあたりの考え方は別記事に詳しく書いています。


そこで残ったのが、進研ゼミとスマイルゼミという二択でした。
決め手①:途中で「紙」に変えられること
我が家にとって、これが最大の決め手でした。
正直に書くと、私はタブレット学習を全面的には信用していません。 画面をタップして丸がつく学習で、本当に力がつくのか。鉛筆を持って、書いて、間違えて消して、という手の感覚は要らないのか。自分がそうやって勉強してきた世代なので、どうしても引っかかりがありました。
かといって、いきなり紙の教材を渡しても小1の子が自分から机に向かうとは思えない。学校が始まったばかりで、生活のリズムを作るだけで精一杯の時期です。入口は、子どもが自分から触りたくなるタブレットがいい。でも、本気で勉強に向き合う段階になったら、紙に切り替えたい。
この「入口はタブレット、いずれ紙」という道筋が描けるのが、進研ゼミでした。
進研ゼミには紙のテキストで学ぶ「チャレンジ」と、タブレットの「チャレンジタッチ」があり、受講中にコースを変更できます。一方、我が家が調べた時点では、スマイルゼミはタブレット専用のサービスでした。紙に切り替えるという選択肢が、そもそも存在しません。
これは製品の優劣の話ではなく、リスク管理の話だと思っています。子どもが続くかどうか、タブレットが合うかどうか、始める前には分かりません。分からないなら、後から進路を変えられるほうを選ぶ。 二択に見えるものを、無理に二択で決めない。これは我が家が習い事全般で使っている考え方でもあります。



なお、コース変更の締切や手続き、タブレット代の扱いなどの条件は、時期によって変わる可能性があります。この点を重視して選ぶなら、必ず公式サイトの最新情報で確認してください。
決め手②:親が「素性」を知っている安心感
2つ目は、少し感覚的な理由です。
私自身が、子どものころに進研ゼミをやっていました。 赤ペン先生に提出物を出して、返ってきた添削に一喜一憂していた記憶があります。



赤ペン先生が返ってくるときにシールがついてくるんですが、それを集めてスポーツバッグと交換して、少年野球に使っていたのを覚えています
そして驚いたのが、この仕組みが今も続いていることです。形は変わっていても、「取り組んだ分がポイントとしてたまって、景品と交換できる」という設計は同じ。自分が子どものころに効果を実感した仕掛けが、そのまま娘に効いている。この「知っているものが、知っている形で続いている」という感覚が、我が家にとっては大きな安心材料でした。
親が中身を知っているというのは、子どもがつまずいたときにどういう設計の教材なのかを想像できるという面でも安心感があります。まったく知らないサービスに月謝を払い続けるのとは、心理的な距離が違う。
もちろん、これは我が家の事情であって、一般的な優劣ではありません。親御さんがスマイルゼミを知っているなら、逆の判断になるはずです。
ただ、通信教育のように「毎月、家に届き続ける」ものを選ぶときは、こういう感覚的な納得感も判断材料にしていいと思っています。長く続けるのは親のほうですから。
決め手③:タブレット講座なのに、実物の教材が届く
これは入会前には分かっていなかった、後から効いてきた要素です。
チャレンジタッチはタブレット講座ですが、タブレットだけで完結しません。 定期的に、実物の教材や付録が届きます。


これは8月号で届いた、氷を使った科学実験のセットです。対象年齢6歳以上で、実際に手を動かして実験する内容になっています。娘はタブレットのレッスンより、こういう実物のほうに食いつきます。
共働きの親目線で言うと、これは「勉強させる」以外の価値があります。
夏休みのような、家で過ごす時間が長くて何をさせるか困る時期に、手を動かせる教材が勝手に届いてくる。親が何かを企画しなくても、子どもが自分で開けて始められる。この「勝手に届く」というのが、忙しい家庭にはありがたいところです。



この付録のおかげで冷凍庫を勝手に開け閉めするようになったので軽く叱りましたが…笑
タブレット専業のサービスだと、この部分はどうしても薄くなります。逆に言えば、「実物の教材やおもちゃ的な付録は要らない、シンプルにタブレット1台で完結してほしい」という家庭には、スマイルゼミのほうが合っていると思います。
実際、我が家も付録が増えることで物が増える、というデメリットは感じています。ここは好みの問題です。
実際に受講してみて:共働きに効いたのは「見える」こと
選んだ後の話も書いておきます。使ってみて、事前には想像していなかった価値があったのが保護者向けアプリでした。


その日どの教材に取り組んだか、月の進捗が何%か、担任の赤ペン先生からどんなコメントが届いたかが、親のスマホで確認できます。上の画面では、7月号の進捗率が103%になっています。
何が良いかというと、帰宅後に「勉強したの?」と聞かなくて済むことです。仕事の休憩中にアプリを開けば、もう分かっている。確認と小言がセットになる回数が減るのは、親子関係にとって地味に大きい変化でした。



もっとも、これはスマイルゼミにも同種の見守り機能があるはずなので、比較のポイントというより「通信教育を選ぶと共働きにはこういう良さがある」という話として読んでください。
正直に書く、我が家が感じている弱点
良いことばかり書くと信用できないので、使っていて気になる点も書きます。
やるかどうかは、結局子ども次第です。 自動で学習が進む魔法の箱ではありません。我が家も、ゲーム性のあるコンテンツばかり触っていて、肝心のレッスンが進んでいない日はあります。放置すれば当然たまります。
ただ、たまっていることがアプリで見えるので、紙の教材が本棚で静かに積み上がっていくよりは、手を打つタイミングが早い、という感覚です。
物が増えます。 付録が届くのは良い面でもありますが、収納の問題は確実に発生します。
まとめ:比べるべきは「機能」より「後から変えられるか」
- 我が家は進研ゼミ(チャレンジタッチ)を選択。スマイルゼミは未受講なので、この記事は選定記録です
- 最大の決め手は「後から紙のテキストに変えられる」こと。続くか分からないものは、進路を変えられるほうを選ぶ
- 親自身が受講経験があり、中身の素性が分かる安心感も判断材料にした
- タブレット講座でも実物の教材・付録が届くのは、家庭学習の入口として効いている
- 逆に「タブレット1台でシンプルに完結させたい」家庭には、タブレット専業のほうが合うと思います
- コース変更の条件などの仕様は変わる可能性があるので、必ず公式で最新情報の確認を
迷っている段階なら、まずは資料請求で体験教材を取り寄せて、子どもが実際に食いつくかどうかを見るのが確実です。我が家も、最後は娘の反応で決めました。
共働き家庭の習い事と学習の役割分担については、こちらの記事に全体像をまとめています。









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