先に結論です。ファミサポ(ファミリー・サポート・センター)で習い事の送迎を頼めるかどうかは、お住まいの自治体と、マッチングされる提供会員さん次第です。

頼めているご家庭も実際にありますが、「登録すれば毎週確実に送迎してもらえる」仕組みではありません。
我が家も長女の習い事の送迎に悩んで、ファミサポを真剣に検討しました。
結果として、我が家の条件では使いませんでした。この記事では、調べて分かった仕組みと料金の目安、そして我が家が選ばなかった理由を正直に書きます。
同じように「ファミサポってどうなんだろう」と考えている方の判断材料になればうれしいです。
ファミサポとは何か
ファミサポは、正式には「ファミリー・サポート・センター事業」という、市区町村が実施する子育て支援の仕組みです。「子どもを預かってほしい人(依頼会員)」と「地域で手助けしたい人(提供会員)」を会員登録制でつなぐもので、多くの自治体で社会福祉協議会などが窓口になっています。
ベビーシッター会社のような営利サービスではなく、地域の助け合いを行政が仲介する仕組み、というのが実態に近いです。



この性格が、料金の安さにも、後で書く「不確実さ」にもつながっています。
習い事の送迎は頼めるのか
多くの自治体で、援助内容の例として「習い事への送迎」が挙げられています。なので制度上は頼める場合が多い、が答えです。ただし、実際に頼めるかどうかは次の条件で大きく変わります。
自治体ごとのルールが違う
送迎の範囲、対象年齢、援助内容の細かい条件は自治体ごとに異なります。
特に注意したいのが移動手段で、提供会員さんの自家用車による送迎を認めていない、または条件付きにしている自治体が少なくありません。
徒歩や公共交通機関での送迎が基本、という地域では、車がないと行けない習い事はそもそも対象外になります。
提供会員さんが見つかるかどうか
ファミサポはマッチングの仕組みなので、自宅や習い事先の近くに、その曜日・時間に動ける提供会員さんがいなければ成立しません。
地域によっては提供会員さんが不足していて、登録したもののマッチングしなかった、という話もあります。
毎週固定の依頼が組めるか。
提供会員さんは一般の地域の方なので、都合が合えば定期的にお願いできる一方、相手の予定次第で「今週は難しい」が起こりえます。
習い事の送迎は毎週同じ曜日・同じ時間に必要になるので、ここの安定性は事前面談でよく確認したいポイントです。
料金の目安
料金は自治体が定めていて、地域によって差がありますが、平日の日中で1時間あたりおおむね600〜1,000円程度の自治体が多いようです。
早朝・夜間・土日は割増になるのが一般的です。正確な金額は必ずお住まいの自治体の案内で確認してください。
民間のシッターサービスや送迎代行と比べるとかなり安く、これがファミサポ最大の魅力です。送迎系サービスの料金比較は別記事で詳しくまとめる予定です。【予約:#17 送迎代行比較】
利用までの流れと、見落としがちな時間
利用には事前登録が必要です。
おおまかな流れは、
①センターに依頼会員として登録(説明会や面談がある自治体も)→②依頼内容を伝える→③提供会員さんとのマッチング→④事前打ち合わせ(顔合わせ)→⑤利用開始
となります。



つまり、「来週から使いたい」には間に合わない仕組みとなっています。
登録からマッチング、顔合わせまで数週間かかることも珍しくないようなので、新年度から習い事を始めるなら、前もって動く必要があります。
我が家がファミサポを選ばなかった理由
我が家の長女の習い事は、車で片道30分以上かかる場所にあります。
調べた時点で、我が家の場合は自家用車での送迎という条件そのものがネックになりそうだと分かりました。徒歩圏・自転車圏の習い事なら有力な選択肢でしたが、我が家の条件では現実的ではない、というのが結論でした。
もうひとつ、毎週の習い事という「絶対に穴を空けたくない固定予定」を、善意ベースのマッチングに預けることへの不安もありました。
これはファミサポが悪いのではなく、地域の助け合いという仕組みの性格上、仕方のない部分だと思っています。
送迎を頼めないなら、「送迎に出られる状態」を作る
ファミサポを諦めたあと、我が家がたどり着いたのは発想の転換でした。
送迎そのものを誰かに頼むのではなく、送迎の時間帯に親が家を空けられる状態を、家事の外注で作るという考え方です。
送迎がきつい本当の理由は、運転そのものではなく、その時間帯に夕食づくり・下の子のケア・家事が重なることでした。そこで、家事代行に夕食づくりや家の中のことを任せて、親が送迎に出る余力を作る。
ファミサポを諦めたあと、我が家がたどり着いたのは発想の転換でした。送迎そのものを誰かに頼むのではなく、送迎の時間帯に親が家を空けられる状態を、家事の外注で作るという考え方です。
送迎がきつい本当の理由は、運転そのものではなく、その時間帯に夕食づくり・下の子のケア・家事が重なることでした。



この「余力を作る」という選択肢を含めた送迎まわりの比較は、別記事に詳しくまとめています。


まとめ:ファミサポは「条件が合えば安くて心強い」、合わなければ発想を変える
- ファミサポで習い事の送迎は、制度上は頼める自治体が多い。ただし自治体のルールと提供会員さんのマッチング次第
- 車送迎が認められない地域も多く、車が前提の習い事とは相性が悪い場合がある
- 料金は1時間600〜1,000円程度の自治体が多く、民間より大幅に安い(要確認)
- 登録からマッチングまで時間がかかるので、早めに動く
- 条件が合わなければ、「送迎を頼む」から「送迎に出られる余力を家事外注で作る」への切り替えも選択肢





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